夏の暑い週末 8月20日(土)にKASHINは、次の一歩を歩みました。
大阪 大川沿い天満橋にある川の駅[「八軒家浜」にて、弊社 小型熱分解装置「KASHIN」でペットボトルキャップを熱分解し、とれた油を船の燃料に活用してクルージングするという初の試みを実施しました。
今年5月に水都コンソーシアム主催による当企画のお話があり、協力させていただくため弊社で技術的な試験、検証を重ねてまいりました。
SDGsの観点から、川、海の環境汚染の原因の一つである廃プラスチックごみを資源に変えることができるということで、多くの方々に関心いただき、協力いただきました。
当日は、朝早くから現地にて関係者が集まり、集まったキャップのうち、20kgを投入。

その後、点灯を行い6時間ゆっくりと熱分解を実施。
油を抽出するまでは、興味持たれた方に説明を行ったり、川辺の風を感じる時間で少しゆっくり。
15時にクルージング乗船者をはじめ希望者向けの簡単な廃プラスチックについてのワークショップを実施。

その後、いよいよ「KASHIN」から油抽出。今回、この油を活用して、大川を走る船でクルージングです。
参加者の方々をはじめ、関係者も皆さん、興味津々。

また、大阪万博のキャラクターマスコット「みゃくみゃく」も応援に駆けつけてくれました。
「みゃくみゃく」は、イベントでの応援は今回が初出演だったとのこと。
子どもたちも大興奮。皆さんで記念撮影。

その後、皆さんが固唾を吞んで見守る中、この油を一本松海運さまの船の燃料で注入。

無事注入が完了し、子どもたちをはじめ、約60名が搭乗し40分のクルージングを楽しみました。
皆さん笑顔で、関係者一同、ほっと胸をなでおろすシーンも。


下船の際には、大阪のキャラクターマスコット「もずやん」も登場し、「みゃくみゃく」と「もずやん」ダブルでお出迎え。

無事、弊社のミッションを終え、当日のもう一つのプログラム 山本能楽堂さんによる能の舞が行われました。
途中、小雨から少し本格的な雨に移行されそうとなり、残念ながら舞の時間を早めに切り上げて終了となりましたが、貴重な時間とともに、子どもたちの演者手作りのキャップで作られたレイを弊社 代表に贈呈してもらい、感謝の時間となりました。


今回、無事、企画を終え、水都コンソーシアム関係者の方々、ペットボトルキャップ集めにご協力いただいた(一社)日本シティサップ協会を始めボランティアの方々、山本能楽堂及び関係者の方々、企画から運営に至るまで伴走いただいたアディップ及び関係者の方々、この場をお借りして感謝申し上げます。
今回の課題を糧に、さらに研究、開発を進め社会課題の廃プラスチックを減らし、資源に換える活動を進めてまいります。
株式会社北浜化学一同
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